「新年の始まりにふさわしい言葉や抱負を毛筆で書く、ドマの伝統行事「書き初め」…それをみなさん(自機)にやってもらうことになりました。 さて、自機が書いた書き初めはどんな言葉(絵もOK)ですか?」

ウイキョウ:皆様、こんばんは。ウイキョウ・ユキノシタと申します。生まれは東方ですが、幻術を学びにエオルゼアへ参りました。

自ら名乗るのも面映ゆいですが、私どもの世界線では『光の戦士』と称されております。

どうぞ、お見知りおきを。そしてこちらは私の義理の子、ミルラです。

ミルラ:こんばんは~!ミルラ・ユキノシタだよ!

ボクの出身は……うーん、ヒミツってことにしておこうかな。あえて言うなら…『とても遠い所』から、とだけ!

そこであるお方に言いつけられて、シャーレアンからエオルゼアに来て、ウイキョーと一緒に旅をしたんだけど、なんかこう…色々どらまちっく?なコトがあって、ウイキョーの家の子供になりました!

色々な種族目線で世界を旅するために、幻想薬を使って色んなヒトに姿を変えてます!よろしくねー!

ウイキョウ:私は僭越ながら『海』を現す字をしたためました。

――先の冒険で私は、自らの出生に途方もない経緯があったことを知りました。それは川のせせらぎが合流して大河に至る程の壮大なものであり、抗い難い『運命』であったとも思います。

けれど……そうやって流れて躍り出た先に待っていたのは、果ての無い大海でもありました。

ミルラ:ウイキョーの故郷のひとつは紅玉海だし、その後も、ボク達、沢山の『海』を見てきたよね。

ウイキョウ:ええ、その通りです。包み込む優しさ、底知れぬ暗闇。そして、果ての無い未知を内包する海……。その先への高揚を思い出し、書で表してみました。……もっとも、人にみせるような代物ではないので、自らの決意として引き出しに仕舞っておくつもりではありますが。

ミルラ:ええ~……どっしりして温かい感じの字だったし、連絡したらきっと『見たい』って言うと思うんだけどなぁ

(ウイキョウ、静寂を促す)

ウイキョウ:ミルラは水墨画を熱心に描いていたようですね。

ミルラ:うん!『花畑と日の出』の風景がとても心に残っていたから絵の題材にしてみたんだ。

ウイキョウ:……なるほど。薄々感づいてはいましたが、やはりあの場所の……。

(ミルラ、頷く)

ミルラ:……これからのこととか考えてたら、あの景色が浮かんできて。黒だけだと表現出来なかったから、少し調べて赤と黄色の顔料も足して描いてみたよ。それでも、上手く描き切れた自信は無いけど……。