さて、ヴァレンティオンデーが近づくと、2人は冒険者やリテイナーとしての仕事の合間を縫って、普段お世話になっている人たちに贈るチョコレートのお菓子を作ります。
料理の上手いウイキョウが良質のカカオを使ったビターチョコクッキーを焼き、 可愛いもの好きのミルラはそのクッキーの上にアイシング(砂糖と卵白を使った飾り)を施す、といった具合に役割分担をしています。
1週間くらい前から素材探しを始めるので、中々に大変な作業ですが、各地で採集をしたり、素材を買い揃えたりする時間は 大変な旅をしてきた2人にとって、穏やかで楽しい日常でもあったり。
当日はエオルゼアを内外を二人で回って焼き上げたクッキーを振舞います。 (そして、お礼の品で一向に減らない荷物袋)
そして一通り配り終えて日も暮れた頃、2人は互いに用意していたプレゼントを渡しあいます
ウイキョウからミルラへのプレゼントはハンドクリーム。 お洒落好きのミルラは一方で大変な努力家でもあり、日々の仕事や勉強を頑張る余り、手が荒れてしまうことも… なのでアルジクラベンダーの精油つきのクリームを自作し、労いと激励を込めて手渡すのでした。 華やかな香りにミルラは目を輝かせて喜びます。
そしてミルラからは可愛いお花…ではなく、なんと地味な保存食。 どうやら、料理上手な一方で一人になると食生活が雑になりがちなウイキョウのために 美味しさと栄養を兼ね備えたレーションを心を込めて自作していたようです。 心配をかけてしまったことにバツの悪さを感じつつ、義子の心優しさに触れ、穏やかに微笑むウイキョウなのでした。
【ウイキョウ&ミルラ親子がお菓子配りとプレゼント交換をした後の話】